8月25日、十和田市 建設会館にて「HIT土木工学基礎プログラム」に関する記者会見を行いました。これは、社会人に向けたリカレント教育の一環で、本学では初めての取り組みとなります。
本プログラムは、若手土木技術者を対象として、地域の将来を担う人材(能力)を養成することを目的としています。土木工学の6分野について3年間にわたり総計60時間の講義を行い、プログラムを修了することで土木技術者に必要な専門分野に関する“基礎的事項”を身に付けることができます。
青森県建設業協会上北支部、青森県土木施工管理技士会上北支部の共催のもと開講することとなりました。
記者会見では、初めに金子賢治教授(学長補佐)がプログラム開設の経緯を説明しました。
「履修証明制度」は2007年の学校教育法の改正により、大学が社会人に対する教育を提供することを目的に創設されました。金子教授は地元建設業において技術者が高齢化し、担い手が不足している現状に言及。本学が持つ知的財産を地域に還元することは、その課題解決の一端を担うことにも繋がります。
続いて、竹内貴弘教授(土木建築工学科 学科長)がプログラムの内容を説明しました。1年目となる今年度は、「材料」と「環境」に関する20時間分の講義を行います。いずれの分野も、ポイントとなる部分をそれぞれの専門教員が教授します。
会見には、柏崎尚久様(青森県建設業協会上北支部 副支部長、青森県土木施工管理技士会上北支部 理事)、羽賀義広様(青森県建設業協会上北支部 理事、青森県土木施工管理技士会上北支部 理事)にも同席していただきました。お二人からは、社会人が体系的に学べる機会は貴重であり、受講生からの期待も大きいとのお話をいただきました。
本プログラムの1回目の講義は8月27日に行われる予定で、21名が受講することになっています。
(2021年8月25日 掲載)
●2021年8月26日(デーリー東北)
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(デーリー東北新聞社から許可を得て掲載しています。)
(2021年8月31日 掲載)